現役コスプレイヤーはこう考える
Twitter上ではコスプレイヤー、服飾関係者を中心に瞬く間に今回の発表が広がっている。同会は「ニーズがあるのかわからない」と謙遜しているが、実際はどうなのだろうか。そこで現在衣装を自作しているコスプレイヤーさん3人に率直な感想を伺ってみた。コミケでは企業ブースのコンパニオンを担当した20代の自作派女性コスプレイヤーRさん(匿名)は、「これは素敵♪」と歓迎する。
「自分で着なくても、ある程度サイズを調整できるのでトルソーはよく使っています。それより、出来上がっていく衣装をトルソーに着せながら、どんどん作り続けるとテンションも上がるんです。何が足りないとかも原画を見ながらチェックできるし、ハンガーや床に置くより着せておく方が断然分わかりやすいですし。
今回の『じぶんトルソー』は、さらに衣装づくりが精巧にできると感じました。ただ、自分のベストスタイルや、その時太ってたりしていたら作るタイミングで変化してしまうと多少困るかも(笑)。一番いい時に作れれば、その体型を維持しようとかの目安にもできると思いますね」とRさん。
同じく、コミケは全日参加、カメラマンの大きな撮影囲みを毎回つくる人気レイヤーのYさん。
「裁縫の作業して試着して、を繰り返して衣装制作をするので、毎度ほぼ裸で作業しています。でも、トルソーがあれば試着の手間もなくなりますし、トルソーなので針も打てる。特に背面が楽に調整できます。そのトルソーが自分のボディラインだったら、着用後のイメージにも繫がりいいと思います。あとは値段かな……。現状、布1枚においても100円でも安いものを買う様にしている状況で……」(Yさん)
グラドル活動とコスプレを両立させているスレンダー系レイヤーTさん。
「着用時の全体イメージを鏡越しでは無く把握できるのがトルソーのメリット。トルソーの材質次第では仮止め針を刺せるので作業効率も上がりそうです。今回の『じぶんトルソー』がもし手に入ったら、その制作行程を写真に収めたいと思いました。よくTwitterで写真を上げるのですが、制作途中、完成時等、写真が撮りやすく、しかも自分のボディラインというのも嬉しい。とても画期的なお品物ですが、頻繁に自作する訳ではないので購入はお値段次第で考えたいです♪」(Tさん)
今後、「じぶんトルソー」は、完全オーダーメイドで受注することも可能になるのだろうか。気になるのは一体の制作費についてである。同会に問い合わせると「すみません、担当者が夏休みで……」とのことで今日の時点では判明しなかった。今後の展開が楽しみである。
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撮影協力:撮影スタジオ「シークアルファ」(@SeekAlpha)